日本画は絵の具が基本的に顔料を使います。
顔料とは何かと言うと、簡単に言えば色のついた物体になります。
染料は色のついた液体、というと分かりやすいですね。
耐久性が顔料は強く、染料は弱いのも特徴です。
日本画は顔料なので沢山塗るとどんどん画面が厚くなるわけです。
その重なりの作り出すマチエールが日本画のひとつの魅力なのですが、表現によってはその段差が邪魔をしたりと非常に悩ませます。
すんなり解決出来れば良いのですが、こればかりは試行錯誤の繰り返しになりそうです😑
まとまりのない文章ですみませんが…😅
さて、16日土曜日は土曜基礎クラスでした。

KさんとKちゃんがお休みでしたのでまずはOさんお一人です。
モチーフはガーベラとブロックの破片です。
ブロックが少し悩むモチーフですね。

Oさんのデッサンはこんな感じで。
お花の質感は良いですが、向きがこちらを向いてしまっていますね。
ブロックも質感を追おうとしているのは良いですが、その土台となる形が見えていないので、まずは立体を把握して形を作り、それから質感の表現をしていきたいですね。

続いてK巣さんMさんSちゃんの出席です。
K巣さんとMさんはガーベラとブロック、Sちゃんは百合と狐のお面、レモンとライムの着彩でした。
まずはK巣さん

ブロックの模様が揃い気味で少し不自然な印象を受けますね。
お花の感じは良いのですが、重なって見えづらいので、左右に少し移動して花をずらしてあげると良いですね。
続いてMさん

お花は淡く優しい感じなのですが、ブロックが濃くて画面内の統一感が崩れてしまっていますね。
お花に合わせても良いですが、ブロックをここまで強く描いたならブロックの色にお花を合わせてあげると良いですね。
そうすればお花にもメリハリがつけやすくなると思います。

K巣さんとMさんと入れ替えでAちゃんの出席です。
Hさんは今日はお休みでした。
それでは先にSちゃんから

ちょっと色が濁り気味というか汚れた感じの色調に見えてしまいますね。
細かいモチーフに気を取られてしまって全体を見れていないので、全体の中のひとつのモチーフ、というモノの見方をしたいですね。
次にAちゃん

手前のお花はよく描けていますが、奥の横を向いた花に苦戦してブロックやガラス瓶まで手が入りきらなかったですね。
Aちゃんはひとつひとつしっかりしてから次に移るのでひとつ上手くいかないとそこでストップしがちです。
もっと全体で進める意識が持てると良いですね。


その後はK君とHくんの出席です。
Hくんは円と楕円の練習をしました。
K君のデッサンは

花が苦手なK君ですが、お花は良く描けていますね😊
その分まだガラス器やブロックが描き足りない印象ですので、ここからガリガリと紙が凹んで破けるぐらい描きこんでいきたいですね。
最近妙に絵の具が高いなぁ…と思っていましたが増税のせいですね😅
絵の具は消耗品ですし使う量もなかなか馬鹿にならないので困ったものです😭
posted by Tokujiro OYAMA at 00:30| 東京 ☀|
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